ナウファスとは

全国港湾海洋波浪情報網(ナウファス)

ナウファス(全国港湾海洋波浪情報網 : NOWPHAS : Nationwide Ocean Wave information network for Ports and HArbourS )は,国土交通省港湾局・各地方整備局・北海道開発局・沖縄総合事務局・国土技術政策総合研究所および港湾空港技術研究所の相互協力のもとに構築・運営されている我が国沿岸の波浪情報網で,2019年4月現在,78観測地点において,波浪の定常観測を実施しています.  港湾空港技術研究所は,1970年以降継続して,ナウファス波浪観測データの集中処理・解析を担務しています.ナウファス波浪観測情報は,気象庁による波浪予報に活用され海の安全に貢献するとともに,蓄積された長期間のデータの統計解析を通じて,港湾・海岸・空港事業の計画・調査・設計・施工をはじめとした沿岸域の開発・利用・防災に,幅広く活用されています.

波浪観測地点

波浪観測地点

ナウファスのあゆみ

出来事
1950年代 波浪観測機器の開発に関する研究開始 
水圧式波高計の開発・改良
1960年代 港湾技術研究所設立(1962年4月) 
超音波式波高計(USW)の開発・改良
1970年 波浪に関する拠点観測がはじまる(波浪観測データの集中解析)
1970年代 流速計型波向計(CWD)の開発・改良
1980年 拠点観測年報を沿岸波浪観測年報に改名
集中処理解析を充実
運輸大臣特殊功績表彰(波浪観測機器開発と標準化) 
1981年 運輸技術審議会答申第10号(1980年代における海洋調査の推進方策) 
目標 ・波浪観測網の充実 
  • 波向観測の標準化
  • 津波等の長周期波観測
  • 港湾局気象庁間の情報利用体制整備
1990年頃 リアルタイムデータ収集システムの開発
1991年 ナウファスと改名
1993年 北海道南西沖地震津波(連続観測システムの開発に着手)
1994年 土木学会第1回技術功労賞受賞(設立80周年記念式典)
1995年 海象計の開発・実用化完成
1996年 水路技術奨励賞受賞(海象計の開発 : (財)日本水路協会) 
気象庁へのリアルタイム波浪情報配信開始
1998年 土木学会技術開発賞(ナウファスの開発改良)
1999年 運輸大臣特殊功績表彰(ナウファスによる波浪・津波の研究)
2001年 国土交通省および地方整備局、北海道開発局、沖縄総合事務局(内閣府)
国土技術政策総合研究所、(独)港湾空港技術研究所の発足
2004年 ナウファスによる波浪観測をリアルタイムでインターネットで公開
(国土交通省港湾局 ナウファス波浪実況ホームページ) 
第6回 国土技術開発賞 最優秀賞 (GPS津波計測システム:共同受賞)
2005年 第34回 日本産業技術大賞 審査委員会特別賞 (GPS津波計測システム:共同受賞)
2007年 GPS波浪計を宮城中部沖、岩手南部沖に設置
以降、東北~中部~四国に15基体制となる
2011年 東日本大震災(「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」及び津波)の発生
東北地方を中心に太平洋側に設置されたGPS波浪計によって沖合での津波を観測
2014年 GPS波浪計を伊勢湾口沖、宮崎日向沖、高知室戸岬沖に設置
2015年 (独)港湾空港技術研究所が国立研究開発法人に位置付け